恋の言葉:バレンタインに学ぶ各国のロマンティックな表現

赤いバレンタインのハート

愛は、どの地域でも同じ言葉で語られます。微笑みと夢見るようなまなざしでできた言葉です。けれど、それを表す言葉そのものは国によって変わります。バレンタインデーを機に、外国語のもっともロマンティックな側面を巡る小さな旅に出かけてみましょう。

今回はひとまずヨーロッパの言語に絞って、イギリス人、フランス人、ドイツ人、スペイン人の恋人たちが、1年でもっともロマンティックなこの日に何を期待しているのかを見ていきましょう。

英語

英語圏ではいわゆるValentine’s Dayがとても大切な行事とされています。そもそも、伝統的な(しかしごく一部の人々のための)恋の詩が、印刷されたカード、「Valentines」に取って代わられたのは、1850年頃のアメリカでのことでした。これは産業界による見事な着想で、世界的なブームを巻き起こし、この行事を一気に大衆化させる決め手となりました。

Pinterest上で見つけた昔のValentinesの見事なギャラリーを、こちらのボードでご紹介します。https://www.pinterest.com/motherxmas/vintage-valentine/

ぜひ一度ご覧になることをおすすめします。どれもとても素敵です。言葉の面から見ると、当時も今も中心となるフレーズはよく“Be my Valentine”です。あるいは“You’re my Valentine” ―― 意味は容易に想像がつきますが、現代の日本語には直接対応する決まった言い回しがありません。

ギャラリーでご覧いただける昔のValentinesには、こんなフレーズも見られます。ヴィンテージ風の告白のヒントになるかもしれません。

• Come with me and be my Valentine.
• You “ring the bell” with me, Valentine.
• I’m waiting for your answer, Valentine.
• My heart’s broken right in two, all because I love you.

シンプルに済ませたい場合も、“Happy Valentine’s Day”や心のこもった“I love you”は、贈られた相手の心を動かさずにはいられません。

フランス語

フランス語圏は世界最古のヴァレンタインを生み出しました。その作者は、1415年のアジャンクールの戦いで敗れた後、当時ロンドン塔に幽閉されていたシャルル・ドルレアンだとされています。シャルルは妻に向けてこう綴りました。Je suis desja d’amour tanné, ma tres doulce Valentinée….

とはいえ、すでに述べたとおり、大衆文化としてのヴァレンタインは何よりも英語圏に由来するものであり、フランスでそれが広まるのも、現代のグリーティングカードの登場を待たねばなりませんでした。とはいえ、フランス人と言えば恋多き国民という評判があり、もっとも甘い言葉を贈るのに困ることはないはずです。

たとえば、こんな言葉です。

• Joyeuse fête mon Amour!
• Je t’aimerai pour toujours…
• Grâce à toi, ce jour est magique. Bonne Saint Valentin!

形容詞の性の一致(joyeuse, bonne)が不思議に思われるかもしれません。フランス語では、聖ヴァレンタインの祝日の名前は女性形で扱われます。実際、Le jour de la Saint-Valentinと言います。

スペイン語

スペインのDía de San Valentínは、イタリアを含む他のヨーロッパ諸国で祝われているものと基本的に同じです。
ただし、スペイン語を学ぶ方は知っておくとよいのですが、多くのラテンアメリカ諸国では、この記念日が異なる日に、あるいは異なる名前で祝われることがあります。
たとえばボリビアでは9月21日に祝われます。国によっては、カトリックの聖人にちなむことなく単に Día de los Enamoradosと呼ばれたり、Día del Amor y la Amistadと呼ばれたりし、恋人同士だけでなく、強い絆で結ばれた友人同士の間で贈り物を交換することもあります。

もし今も昔ながらのヨーロッパにいるなら、より伝統的な言い回しで気持ちを伝えることもできます。

• Feliz Dia de San Valentin.
• Feliz San Valentin!
• Te amo con todo mi corazón.
• Cada dia te amo màs.

ドイツ語

オーストリアとドイツには、バレンタインデーにまつわるとても甘い料理の伝統があります。ハート形のジンジャークッキーで、アイシングやロマンティックな言葉で飾り付けられています。実はクリスマス用に作られるものとよく似ていますが、Valentinstag用のものはより大きく、甘い言葉を書き込めるだけのスペースがあります。
定番のクッキーのほかにも、ドイツではカードやチョコレートなど、ヨーロッパのバレンタインデーの伝統にまつわるものが揃っています。かわいらしい子豚が描かれていることもよくあります。これは幸運のお守りとされているため、失礼にあたったり誤解を招いたりする心配なく購入して贈ることができます。

お祝いの言葉としてよく使われるのは、次のようなものです。

• Alles gute zum Valentinstag!
• Alles liebe zum Valentinstag!
• Ich liebe dich. Schönen Valentinstag.

 

皆様、素敵なバレンタインデーを!

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